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まじかるん
専門家のお話しを聞いてみよう
一回目は「0歳から3歳までに育てたい言葉の基本」について、二回目は「入園から就学までに育てたい言葉のマナー」についてお話を聞きました。最終回では、「子どもの叱り方とほめ方」について教えていただきました。
保育室の運営の傍ら、しつけ教育アドバイザーとしてもご活躍中の森田さん。「Nanny」(ナニー)と呼ばれる欧米における幼児教育のスペシャリストの養成や普及にも力を注いでいます。叱り方の秘訣を教えていただきました。
「例えば子どもがスーパーの中で走り回っているような時、お母さんは必ず買い物を中断してから子どもに注意をすることが肝心です。買い物をしながら、“走っちゃダメよ”といくら言っても、子どもは聞いてはくれません。子どもに大事な話をする時には、お互いに動作を止めて、子どもの目を見ながら話をするのが基本です。
子どもを叱る時って、親は教えこまなくちゃいけないと思いがちですが、一方的にお説教を繰り返すよりも、まずは子どもに問いかけてみて、考えさせることが大切です。
“ここで走っていいと思う?”と、まず子どもに問題提起をしてみる。すると子どもは、自分なりに走ってもいいかどうかをちゃんと考えるのです。
もし“いいと思う”と答えたら、その時に初めて“こういう公共の場では走っちゃいけないのよ。ここで一つ覚えようね”と伝える。
もちろん答えが返ってこない時もありますが、そんな時にも“じゃあ、おうちに帰ってから一緒に考えよう。でも、今は走らないでね”と。何が何でも答えを見つけて解決してしまおう、と思わない感覚も子育てには必要なのですね」
やはり男の子と女の子では叱り方のツボみたいなものに違いがあるのですか?
「女の子の方が左脳、言語的分野の発達が早いと言われています。ですから早口の言葉やお母さんの感情的な金切り声などにも反応してくれるのですが、そういった高い声は男の子には8割がた届いてはいません。
これはしかたのないことなのですが、男の子と女の子では聞こえ方が違うので、反応する場所がまったく違うのです。男の子に大事な話をする時には、お母さん自身が大きく深呼吸して、自分を落ち着かせてから話し始めてください。
声のトーンを低くして、一つひとつの言葉をくぎりながら、ゆっくり話をしてあげるのがポイントです。男の子にはヒートアップして話をしでも無駄だということを理解して、男の子に通じる話し方を身につけておくとたいへん効果的だと思います」
子どもは「ほめて伸ばす」と言われていますが、上手なほめ方のポイントは?
「ほめて伸ばすことは正解ではあるのですが、ほめ方に問題のあるお母さんが結構いらっしゃるのが気になります。子どもをほめる時のポイントがずれていると言ったらいいのでしょうか。
どんな時にも、“ワーッ、スゴイ!”で済ませてしまうので、子どもは何がすごいのだかさっぱりわからない。もっと具体的な言葉を言ってあげないと、子どもには伝わっていかないのに。
折り紙ひとつとっても、“昨日は30分もかかって作ったのに、今日は10分でできた。すごく上達したね”と言ってあげれば、子どもにだって自分のどこがよかったのか、どこをほめてもらったのかがわかります。でも、“ワーッ、スゴイ!”だけを繰り返されても、自分がほめられているというようには子どもは受け取りません。
子どもをほめる時には、どこがすごいのか、どんなふうにすごいのかを具体的な言葉できちんと伝えてあげたいですね」



国語教育アドバイザー。こころと脳を育てる保育スクール「よつばのクローバー」主宰。
1968年生まれ。二松学舎大学卒業後、モスバーガーに入社。スーパーバイザーを経て、人材教育のスペシャリストとして数多くの新人研修を担当。退社後は保育室を運営する傍ら、保育事業の企画やプロデュース、幼児教室や市民講座などの講師としても活躍。日本ナニー協会理事長も務め、「Nanny」(ナニー)欧米における幼児教育のスペシャリストの養成や普及にも力を入れている。
〒107-0061 東京都港区北青山2-10-22 1F TEL:03-6438-0866 リンク 著作権/免責事項/プライバシーポリシー
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